1st Day


水木ロードではしゃいだら、
おいしい誘惑に乗ってみる。

水木しげるロード

鬼太郎が下駄の音を響かせて、ねこ娘が赤いスカートをひるがえし、神出鬼没に姿を見せてくれる昭和レトロな全長800mのロード。妖怪ブロンズ像178体に、日没を合図に影絵の妖怪が51体加勢して、ますますパワーアップ。ロードの両サイドには妖怪神社、お土産・グッズショップ、水木しげる記念館など個性的な施設が建ち並び、妖怪饅頭・台湾かき氷・濃厚ソフトクリームなど多国籍なスイーツも充実。さらに港町らしい海鮮自慢のお店にもそそられて、時間を忘れそうになるアミューズメントロードです。

©水木プロ

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日本一低いタワーの称号を、
気持ち良く裏切る開放感。

SANKO夢みなとタワー

高さ43m「日本一低いタワー」の称号をもつ塔ですが、最上階の展望室から見渡せる360度のパノラマは、弓ヶ浜半島の先端に建つ特別な立地によって高さ以上の開放感。日本海に国立公園大山、中海やベタ踏み坂までを一望。4階建てのドーム棟には、環日本海諸国の生活や文化を紹介する展示室に、見晴らし抜群のカフェもオープン。建築に興味があるなら、総ガラス張りの美しい造形そのものが魅力的です。

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マイナスイオンを浴びて、
霊験あらたかな山寺へ。

大山寺

標高1,709mの国立公園大山の中腹に鎮まる、開山1300有余年の歴史を刻む大山寺。ゆるやかに上る石畳の参道を行くと石段があり、阿吽の金剛力士像が納まる山門をくぐって、お地蔵様が見守る急な石段を上りきると本堂へ。かつて、山岳信仰に帰依する修験道の修行道場だったという鬱蒼とした大自然の中、マイナスイオンに浄化されていくような感覚さえします。参道周辺には近年、カフェや人気のアウトドアブランドショップなどもオープンしています。

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先人の偉業を見せつけられる、
3つの日本一。

大神山神社 奥宮

大山寺へ向かう石段手前の分岐を左方向へ。長い石畳と急な階段の先に、3つの日本一が存在する大神山神社 奥宮があります。その3つとは、①約700mにわたって続く自然石の石畳参道の長さが日本一、②国指定重要文化財の権現造りの社殿が国内最大級の大きさ、③50mにわたって施された美しい白檀塗りの長廊が日本一の規模、という具合。ちなみに、大山のふもとにある大神山神社 本社は、元来、雪深い冬に山まで上れない参拝者のために建立されたものです。

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振り返って見た光景は、
ハイジのいたアルプスの山。

豪円山のろし台

大山の前衛にそびえる標高891mの豪円山は、スキー・スノーボードの初級者ゲレンデとして人気の山。その標高750mの場所に、知る人ぞ知る展望地のろし台があります。ゲレンデから登山道を上ること約15分。この間、一度も振り向かないで、ひたすら上だけを見てたどり着いたら、そこで初めて振り返ってみる! すると前方には大山の北壁が立ちはだかり、緑のゲレンデが足元に広がる、まるでハイジのいたアルプスのような光景に出会えるはずです。

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酸化還元水の温泉でつくる
濃厚でヘルシーなお豆腐とは。

豆腐料理

大山の地下1,200mから湧く源泉は、日本最大級の数値を記録する-320mVの酸化還元水の温泉です。この酸化還元水は疲労回復に役立ち、体の酸化を遅らせる力があるのだとか。そんなうれしい温泉水を使った豆腐料理が、大山寺の参道沿いにある日帰り温泉施設「豪円湯院」でいただけます。その昔、大山寺の僧侶たちがつくり食べていたというお豆腐を酸化還元水で再現。クリーミーで濃厚な味わいで、ヘルシーながら食べ応えがあると人気です。

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眺めのいい高原でいただく、
ラム肉と新鮮野菜の食べ放題。

ジンギスカン

大山の北壁を見上げて、眼下には日本海を見下ろす、標高800mの高原でヘルシーなジンギスカンの食べ放題を発見。最高に眺めのいい豪円山ロッジの、雪のないグリーンシーズン限定で提供される名物メニューです。羊肉は脂肪を燃焼させる成分を含んでいるうえ、新鮮野菜も食べ放題で、とにかくヘルシー。特製ダレに漬け込んだラム肉のおいしさにリピーターも多く、テラス席ではペットと一緒に食事ができるのもうれしいロッジです。

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海に浸るような温泉と、
新鮮な山海のご馳走と。

皆生温泉(温泉、料理)

山陰のほぼまんなかに位置し、山陰旅行の拠点としてとても便利な海辺の温泉地。海底から湧くお湯の泉質はナトリウム・カリウム・塩化物を含む食塩泉で、塩分濃度が高い「塩の湯」は保温力にすぐれ、新陳代謝を活発にする働きがあるのだそう。老舗旅館やホテル、日帰り温泉施設や足湯など、様々なスタイルで温泉が楽しめるうえ、料理自慢の宿が多いのもうれしいポイント。お隣の境港市には国内屈指の境漁港があり、冬の松葉がにを筆頭に新鮮な魚介が四季折々にメニューを飾っています。

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2nd Day

宍道湖を眺める天守で
お殿様気分になる。

国宝 松江城

宍道湖岸に築かれた国宝 松江城は、美しい水の都と称えられる松江市のシンボル的存在。関ヶ原の戦いで功績をあげた堀尾吉晴によって築城され、1611年に完成した、別称を千鳥城という優美なお城です。その天守は国内で現存する12天守のうちのひとつで、唯一の正統天守ともいわれています。公園として整備されている城山は桜の名所としても有名。お城の周囲をめぐる堀川には遊覧船が行き交い、しっとりとした城下町の佇まいに心がなごみます。

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由緒ある茶室を愛で、
お抹茶と和菓子をいただく。

明々庵

堀川沿いの武家屋敷通りは、塩見縄手と呼ばれる景観地区。その裏手の高台にひっそりと建つ茶室「明々庵」は、大名茶人として知られる松江藩7代藩主・松平不昧公によって造られた茅葺き屋根の茶室です。質素な中にも美しさがある定石にとらわれない自由さは、いかにも不昧公好み。枯山水の庭をはさんで建つ百草亭は、明々庵を愛でながらお抹茶と和菓子がいただける館。同敷地内には、松江城を同じ目線で望むことができる城見台もあります。

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松江を愛した小泉八雲の
波瀾の生涯に興味津々。

小泉八雲記念館

塩見縄手の一角に武家屋敷の趣で建つ小泉八雲記念館。『耳なし芳一』や『雪女』など怪談の著者として知られる八雲(ラフカディオ・ハーン)の波瀾の生涯を、残された膨大な写真や遺品・映像などでたどりながら作品世界へと誘うミュージアム。地元出身の佐野史郎さん(朗読)と山本恭司さん(音楽)による山陰地方の怪談「再話」コーナーなど、展示方法にも様々な工夫が凝らされています。

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八雲が暮らした
武家屋敷で
怪談のルーツに触れる。

小泉八雲旧居

小泉八雲記念館の隣には、いくつかの著書がこの邸宅で書き上げられたとされる小泉八雲旧居があります。江戸時代中後期に立てられた建物で、母屋を取り囲むように手入れされた日本庭園に心落ち着くお屋敷です。八雲は、居間から眺める三方の庭をとりわけ気に入っていたのだそう。この邸宅で暮らした時期はセツ夫人との新婚時代、明治24年6月からの5ヵ月間。夫婦が暮らした当時のままの姿で保存されています。

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色んなご縁を結んでくれる
縁結びの神様のお住まい。

出雲大社

縁結びの神様として絶大な人気を得る出雲大社。ご祭神は、神話『因幡の白兎』の大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)です。縁結びは男女の仲に限らず、すべての人間関係しかり、仕事やお金もしかり、あらゆる良縁にご利益ありと伝えられています。参道入口から続く松並木など自然豊かな境内は約2万7,000㎡と広大で、国宝の本殿を中心に拝殿や宝庫などが点在。神楽殿に掛かる重さ5tの注連縄は日本一の大きさです。また、正門から続く約700mの表参道は神門通りと呼ばれ、お土産店やカフェなどが建ち並ぶ充実した通りに整備されています。

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八百万の神様が集う出雲は、
甘味ぜんざいの発祥地。

出雲ぜんざい

日本の伝統的スイーツぜんざいは、出雲で生まれたものと伝えられています。旧暦の10月の異称は神無月ですが、これは全国の神様が出雲地方に集まり、他の国に神様がいなくなることからつけられた名称。ですから出雲地方だけは10月を神在月(かみありづき)と呼んで神事を執り行います。そして、このとき振る舞われるのが神様にお供えしたお餅と小豆を煮た神在餅(じんざいもち)で、やがて、ぜんざいと呼ばれるようになったのだそう。神門通りのお店や、大社町内のおそば屋さんなどでもいただけます。

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お殿様のわがままで生まれた
割子そばは出雲スタイル。

出雲そば

玄そばという皮付きのそばの実でつくる、色が濃く香りも高い素朴な出雲そば。食べ方も独特で、3段重ねの丸い漆器におそばを盛って、薬味とそばつゆをかけて食べるスタイル。その発祥は、松江藩のお殿様、松平不昧公。当時、庶民の食べ物とされていたそばが好物だったお殿様は、鷹狩りの際にも「そばが食べたい」とおっしゃった。そこで野外で食べやすいようにと重箱に詰めたのだそう。地元では重箱を割子ということから、この割子そばが生まれたというわけです。

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八百万の神様が大集合する 
最強のパワースポット。

稲佐の浜

全国の神様が出雲に集まる理由は、人と人とのご縁、仕事のご縁、お金とのご縁など、様々なご縁を決める会議「神議り(かみはかり)」に参加するため。そのとき、神様たちがはじめに足を踏み入れる地が、出雲大社の西方1㎞にある稲佐の浜です。毎年、旧暦の10月10日の夜、浜にかがり火を焚いて神様をお迎えする「神迎え神事」が厳かに執り行われています。さらに、国譲り神話の舞台でもある稲佐の浜は、最強のパワースポットといえるかもしれません。

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